指示詞において、その意義を確立してゐるのは「こ」だけであらう。その「ほか」のふたつのは、はつきりしない。「そ」は、その場に突然話題を持ちこむものとして最も汎用性が高いことに示されるやうに、何らかの抽象的なものをになふ語が「あ」と「こ」の對立のなかに、「あ」の領域を侵すかたちではいつてきたやうな印象をうける。
『和漢朗詠集』キリシタン本の表紙裏打ちの片假名本斷簡の寫眞のコロタイプから寫しながら、いくつかのシが○に食ひこんでゐる印象をうける。現物にあたれば冰解する疑問なのか?
置忘れの囘收(ありがたうございました)とけふ購入せし本の要點。順番は概ね購入順だが、けふはなんだか覺えてゐない。
佐藤定義『日本文法小辞典』明治書院、1970.3。
ユーゴー『死刑囚最後の日』豐島與志雄譯、岩波書店〈岩波文庫〉、1950.1。
飯坂義治・武捨久男『実用印刷技術』産業図書、1957.12、1968.10(第10刷増補版)。
山田準・安本健吉註解『評釋千字文』岩波書店〈岩波文庫〉、1937.12。
アーレニウス『史的に見たる科學的宇宙觀の變遷』寺田寅彦譯、岩波書店〈岩波文庫〉、1944.8。ぼろぼろ過ぎで却つて貴重のやうにおもはれる。活字も大きい。
尾上八郎校訂『古今和歌集 嘉祿本』岩波書店〈岩波文庫〉、1927.11。同じものの8刷が手許にある。迂闊。
山室静『ギリシャ神話 付北欧神話』1962.7、1981.3(再版)。
山田孝雄校訂『和漢朗詠集』岩波書店〈岩波文庫〉、1930.9。
森茉莉『記憶の繪』筑摩書房、1968.11。
『クリスチャン・ギリシャ語聖書新世界訳』New York: Watchtower Bible and Tract Society of New York。
山岸特平『書誌学序説』岩波書店〈岩波全書〉、1977.12。
反町茂雄『日本の古典籍 その面白さその尊さ』八木書店、1984.4。
『岩波現代用字辞典』岩波書店、1981.6。
平凡社地図出版『常用日本地図帳』平凡社、1985.11、1988.6(第2版第7刷)。
23:55
——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
(中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
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